★他人より劣ってなんかいない
ある時、会社で開発担当の部下と話をしていた時です。
彼は「他の人と比べて自分には弱い部分がある」と感じると言いました。弱い…というか「自分の専門外のことは何も知らない。世界中には、自分より優れた人はたくさんいる。」と。謙虚な姿勢で、彼は素直にそう思っているのです。


なるほど、そうかもしれません。確かに、いろんな分野があって、これはこれの専門家…とすべてにプロがいるのです。


そこで、私はこういう話をしました。


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「私も、世界には優れた人はたくさんいると思っているよ。でも、自分に対していつも“他の人は優れていて、自分は劣っている”と考えたりしないよ。」


たとえば、もし工場で機械にトラブルが起きた時、私は自分の目でみて「ここがおかしいんじゃないかな?」と感じたり考えたことをエンジニアの方に言うよ。


確かに、機械の知識は自分よりエンジニアの人の方がはるかに知識や経験がある。でもその時に、自分は知識も経験もないからといって、引け目を感じたりはせず、自分は自分の目でみて、考える。実際には自分の手では機械を直すことはできないけれども、問題が何なのか?回線なのか、コンピューターなのか、そういうことは考えられるじゃないかな?


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ここでのお話は…“オレがすごいからそうできる”とか、決してそういうことではないんですよ。


話にでてきた彼は、まじめで優秀なタイプです。ただ、何かを習ったり、知識を得ることを重んじられてきたと思うのです。自分から何かを出力するという機会はあまり多くなかったのではないでしょうか。


多くの人は、自分は“自分はやったことがないから”“基礎を知らないから”といって、自分に自信が持てなかったり、はじめから考えることを諦めてしまうことが多いような気がします。


それでは、たぶん、なにか新しいことはできません。前例のないこと、新しいことにチャレンジすることも難しいでしょう。


でも、人生の中では、経験したことのないことや、予測不可能なことが平気でやってきたりしますよね。


知識も経験もないからといって、引け目を感じたりはせず、自分は自分の目でみて、考える。もっと自分を信じて、自分でやってみる。これは学力とか、知識とか、経験とはちょっと違う部分の力ではないと思うのです。


「そんなこと、あらためて言われなくてもわかってる」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、『自分の目で見て、まっさらな頭で考える』そういう力を、意識して子供のうちから育ててあげることがとても大切なことだと感じています。


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今までは、「子供は未成熟だから」と上からの目線で見てしまうことが多くかったのかもしれません。


子供は子供のレベルで、その時点のその状態で考えることが重要な意味を持ってくるように思います。


その時に「正しいor間違い」でなくて、まずは一生懸命考える子供と向き合って受け入れてあげる親の心があるかないか…


もっと、自分を信じてあげられるように…何よりお子さんのそばにいるあなた、お父さんやお母さんが応援して支えてあげてほしいと思います。

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