♪ 上手く描けても、描けなくとも、全然気にしない

結果として、絵が上手に描けたとか描けないとかは、あまり重要ではありません。
一枚の紙の中で、子ども達のこころにスイッチが入り、どれだけの発想が広がってゆき、それが表現できたか・表現しようとしたか、が一番大切なことだからです。
一枚の絵を見て、その絵の中に、子ども達の発想がいっぱい表現できていると思ったら、それだけをほめてあげてもらいたいと思います。
たくさん表現できた、それだけでもとっても素晴らしいことだからです。

「こんぶがニョキニョキ波もニョキニョキ」

ハンバーガーの一部がパラソル波です。

♪ 全然、似てなくても、まったく気にしない

子ども達が描いたものが、描こうとしたものと似ていなくても、全く気にしないでください。
子どもにとっては、その描いたものが描こうとした、そのものですから、子どもが思っているものをそのまま受け入れ、「よく描けているね」とほめてあげてください。
最初は、無理してほめようとする人が多いかもしれませんが、面白がって見るように心がけてみてください。よくこの形をこんなふうに描けるものだなー、私はどうしてもこんなふうには描けない。子ども達には、こういうふうに見えるのだろうか!など、たくさんの好奇心を子ども達に向けてみるとたくさんの発見があると思います。

「ピアノはっぴょう会」

きのうピアノはっぴょう会がありました。まちがえたけどがんばりました。

♪ 画用紙にいっぱい描けたら、それだけで十分、
  それ以外は、何も気にしない

一枚の画用紙にいっぱい描けるということほど、すばらしことはありません。発想の広がりや追求力が非常に優れていて、根気も集中力もすばらしいということです。しばらくの間は、この点だけを大切にしておけば、子ども達の力は自然に育ってゆきます。
小さい画用紙の中に、色々なものをたくさん描いていくと、描いたものどうしが空想の中でつながりだし、思いもよらないような空想の世界が、子どもたちの頭の中に広がり始めます。そういった感覚を体感してもらうことが大切なのです。
また、小さい紙でも、いっぱいに描けるようになると、画用紙がどんなに大きくなっても、臆することなくのびのびと描くことができるようになるのです。『空想画』の場合、“大は小をかねる”のではなく、“小は大をかねる”なんです。 

いっぱい描くことの秘密

「カズーダ」といってもわからないと思います。
なぜなら、この空想画から生まれた言葉だからです。
「かずーだ」・・・もしかして「数―だ」ふざけるな!と怒られそーですが、
すいませんが、本当です。
その名のとおり、数をいっぱい描こうということです。
お絵かきをしたり、空想画を描くときに、とても大切なことなのです。
子どもの心は自由で柔らかいといっても、
初めの頃は、柔らかい力を発揮することが、うまくできません。
ですから、周りの大人たちが、少しだけ力を貸してあげなければなりません。
そのときに、子どもにも大人にも簡単で受け入れやすいのが、
「カズーダ」なのです。
子どもが何かを描いたら、(どんな子どもでも何か一つくらいは描くものです。) それを、あと五個描いてみようね、
それができたら、よくできたね! もう五個描いてみようね。
何か、いっぱい集まってきたね。
何か、面白くなってきたね。学校かな?幼稚園かな?それともお店かな?
じゃー、もう十個描いてみようね。
などと、子どもの様子も観察しながら、子どもと一緒に新しいイメージを楽しんでほしいと思います。
同じものでも、いっぱい描くことによって、必ず何か新しいイメージやできごとやお話が感じら、生まれてくるものです。
これは、是非、お家のかたも試してもらいたい貴重な武器なのです。

♪ もう一つの「カズ―ダ」

この数をいっぱい描くことによって、子供は自然に根気もついてきますし、何より物語やイメージを深く掘り下げてゆける心が身についてくるのです。
最初のうちは、子供は意味がわからず、いやがるものですが、お家の方の励ましと、そのがんばりを誉めてやることで、勇気づけていってほしいと思います。この数を描くということで、大切なことが、もう一つあります。それは、「大、中、小」という概念を同時に取り入れていってもらいたいことです。
この感覚を是非、子供たちには、身体で覚えていってもらいたいと思います。お子さんに、「○○を十個描いてみようね」という時に、「○○の大きいのを五個描いてみようね」それができた後で、「よくがんばったねー、すごいねー、それじゃーこれより少し小さいものを十個描いてみようね!」それが描き終わったら、「○○ちゃんは本当にすごいねー、じゃー最後にもっともっと小さいものを15個描いて終わりにしようね!さーがんばってね!」などと声がけをしてみてください。
小さい子供にとっては、一枚の紙にたくさん描くことはとても大変なことだからです。
この大・中・小を一枚の紙に描きわけてゆく習慣が、理屈としてではなく身体に身についてしまうことが、子供にとって大きな宝物になってゆくのです。
それは、紙の中に立体的な空間を見れるようになれることと、空間的な奥行きを感じ自然に表現できるようになってしまうことなのです。
こういった体験をしてゆくことによって、形としての「大・中・小」だけでなく、ものがたりやイメージのひろがりや深さを自然に感じながら追求してゆく力もついてゆくのです。
何かとても難しい話になってしまいましたが、要は、一枚の紙の中にたくさんの物語を思い浮かべそれを表現できる「力」が身についてしまうということなのです。

「きつきつうみ」

くふうしたとこは、さかなのかたちで、気にいったとは、ちゅうくらいのさかなです。

PAGE TOP