★やばい!お母さんだ!ダメ先生ピンチ
絵を習いにきていた、というよりは…半分は遊びにきていた?子供達。
じっと絵を描き続けるのも…確かに子供にとって大変なことかもしれない。
ということもあり、壁の時計をちらちらと気にしながら、子供たちにせがまれて野球をして遊んでいた時のこと。

先生:「もう少ししたら、絵を描くんだぞ。」
生徒:「……」
先生:「わかったな?約束だぞ。」
生徒:「でも、今日は始まりがいつもより遅かったじゃないかぁー」
先生:「うるさい!さぁ、ボールを投げろ。」
生徒:「じゃーいくよー」
(まだあと30分くらいはお母さんも迎えにこないな…)
先生:「ボール、またボール。もっといい球投げろよ。あ、やったー!ホームランです!」
生徒:「センセイなんでそれがホームランなんだよぉ。」
先生:「言ったじゃないか、その壁にボールがあたったらホームランって。」
生徒:「そんなこと言わなかったじゃないかぁ」
先生:「いいから、次なげろー」
生徒:「あ!!お母さんだ!!」

(や、やばいぞ。こりゃ…!)
心の中でつぶやいた私は即座に…

先生:「あ、どうも、こんにちは…少しみんなと遊んでいたんですよ。さー、遊びはこの辺で、もう少し絵を描こうかな?」
生徒:「えー、途中じゃないかぁー。」
先生:「いいから、早く早く…」
生徒:「センセイ、急に言葉づかいが変になったよ。なんでー。いつもと違うよー!」

あちゃぁー。そんなことを言うなー!

母さんにしてみれば、子供に絵をちゃんと描いてほしくて習わせている絵画教室なのに、いつもよりも少し様子を見にきてみれば…遊んでる!?

それだけでも、なんとなく気まずい空気なのに…。

これは先生としての私の立場がありませんよねぇ。

そんなことがあってからしばらくして…子供達も状況を把握したみたいでした!?
お母さんのお迎えの気配がすると、ピタッと遊ぶのやめて…何事もなかったように席について絵を書き出すという、なんだか妙な連帯感。(いいのか悪いのかよくわかりませんが。)

子供も遊びを取り上げられるのはイヤだったのでしょうネ…。

* **

私も、やはり体力的にもつかれちゃいますよー子供と遊ぶのって大変。
だって、まだ時間前からきて「センセ、あそぼー」ってくるんですから!
でもなんでそうやって遊んでいたかというと、やっぱり続けていてほしかったからですね。(やめられちゃうと困るという面も?まぁありましたが。)
やめてしまっては、せっかく育ってきたものもストップしてしまうんです。それがとてももったいないと思っていたのです。

だから、子供達と遊んでは、ダメ先生っぷりを発揮していた…んですね。
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